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ゲームの基本となるシステムやグラフィックなどを公開された情報の中から検証・考察します。まだ開発中ということで、あくまでScrambleオーナーNinja11の独断の見解ということを理解してください。 |
期待の新ゲームモード
先週の公式サイト更新と同じく先週発売されたヤングマシン3月号では待望だったCBR1000RRやZX-10Rなどの'04最新SSモデル登場の確定や、DR-Z400Sのスーパーモタード仕様やグリフォンなどまだ発売も決まっていない車種も登場するということで車種ラインナップの充実ぶりがより鮮明になってきました。
さらに、前回のレポートでお伝えしたレースコースに関しても、予想していたツインリンクもてぎのオーバルトラックや鈴鹿サーキットの東西ショートカットトラックの存在、はたまたスーパーモタードコースの1&2に加え林道コースが登場、そして前回のレポートでお伝えしたイギリスをイメージしたクイーンズ・バックヤード2が2輪スポーツ史上でも伝統的な公道レースで知られるマン島をモデルにしていることが判り、RSIIの充実さに驚かされると同時に「よくぞここまでやった!」とぞくぞくしてしまうのは僕だけではないでしょう。
ぞくぞくするといえば登場車種や収録レースコースと同様にゲームモードについても同様の事が言えるでしょう。以前のレポートでもRSIIにはシミュレーターとして、バイクゲームとしての独自性が必要だと指摘していますが、RSIIはゲームモードにおいてもRSシリーズ独自の方向性が示してきているようです。それが今回レポートする「100BATTLE」という新しいゲームモードです。
約一ヶ月ほど前からゲーム、バイク専門誌で告知があったこのゲームモードは公式サイトで公開中のムービーと先日発売されたヤングマシン3月号で明らかになりました。
「100BATTLE」という名前を聞けば単純に100回レースするんだろうなという発想から、前作でも人気があったデュエルモードの新しいバージョンではないかと予想できますが、それに加えて様々な進化を遂げています。
デュエルモードとの大きな違いとして、マシンごとに分けられたバトルを勝ち進むというシステムを取っていた前作のデュエルモードに対して、100BATTLEはあくまでマシンを操るライダーを相手に戦うというコンセプトで作られている点がひとつあります。ライダーにそれぞれ名前がついていることで、恐らく各ライダーにはそれぞれユニークな特徴があるということが判ります。また、1対1のバトル形式を採用していたデュエルモードに対して100BATTLEではボスキャラの存在や、複数のライダーを相手にするバトルも存在するようで、連携を使った戦術を使って攻めてくるなんてことも考えられますね。そうなるとCOMのAIがどこまで進歩しているのかが気になるところです。
前作ではマシンの違いはあれどライダーの個性は少なく、基本的にゲームバランスのいいRSの場合、コースとマシンに慣れてしまえば簡単に勝つことが可能でした。しかし、100BATTLEの勝利条件には単純にスタートからゴールまでの順位を競うというだけではなく、後方から迫るライバルに抜かれるのを阻止することや、逆にライバルを抜くという条件が含まれたHUNTERというバトル形式も存在することから、COMが個性的なだけではなく、(ライダーのランクにもよりますが)攻撃と防御を駆使して攻めてくることが予想できますね。このあたりの情報を見る限り前作に欠けていた本当の意味でのバトルの要素が含まれていると言えますね。
ここで個人的に気になるのが、その時のCOMライダーの細かい動作なんです。ミラーを使用できないRSのレギュレーションがある以上、COMライダーとはいえこちらの存在を確認するために後ろを振り返る必要があるということです。単純なアクションと考えてしまいがちな部分ですが、相手が振り向いてこちらを確認するという動作によって少なからずプレーヤーの心理状況に影響を与えるからです。それによってバトルはヒートアップし「野郎どうしても抜いてやる!」という気になっちゃい・・・ますよね?(笑)僕自身はプレイしたことは無い某ゲームソフトではCOMが後方を振り返ってこちらの位置を確認するという動作が含まれているらしく、RSIIに要求されてもおかしくない部分だと言えます。こういう細かいところにも是非注目したいところです。
次に勝ち抜きによってゲット出来る特典がプレゼントマシンだけではなく、賞金やパーツもゲットできるようになるらしく、前作で(当サイトのタイムアタックバトルに参加できなかったライダーにとっては)苦労した部分でもある所持金を貯めるという部分にもプラスになるモードになりそうです。さらに連勝によってコンボボーナスがもらえるようなので、今回はお金に困ることも少なそうですね。それにしても100BATTLEのスクリーンショットで気になっていた「ラッピングされた箱のアイコン」ですが、あれはどうやらパーツをもらえるバトルを意味していたようですね。
前述したとおり個性的なライダーが登場するわけですが、その中には女性のライダーも見られるなど驚きの設定が存在することや、今回からプレーヤー名を設定できる点などにより、以前のレポートで「ライダーの体格を設定可能なのでは?」という内容が十分にありえることだと判りました。それとバトル前に練習走行も可能だという記述があるように、前作で苦労したウォームアップが可能だということがわかります。
今までメインのRSモードの充実が大きくクローズアップされてきましたが、さらにサブである100BATTLEの登場によりRSIIはゲームソフトとしての厚みがでましたね。ある意味この100BATTLEがRSモードよりも楽しみになってしまっている人は僕だけじゃないでしょう(笑)
しかしながら、今まであーでもないこーでもないと議論を呼んでいた発売日については、当初予定されていた2月11日から約2週間ほど遅れる26日に決定したようです。前述したようなゲームシステムの充実ぶりや、公式サイト更新のたびに変更が見られるゲーム画面、雑誌で当初から告知があった「M.R.S.Sを使用したエンジン音クイズ」「服飾デザイナー荒川眞一郎氏とのタイアップ企画」などのWEB公開が未だに無いなど、広報関係の遅れを見る限りでも十分予想できたことではありますね。とはいうものの当サイトに訪れる常連さんの意見としては「充実した内容の為ならば発売時期は多少遅れても構わない」という声が当初から多いなど、発売日の遅れに対してはそれほど懐疑的にはなっていなかったようです。ただし逆に言えばそれだけ高い完成度が期待されているということですね。
しかし、発売日が延期になったことで僕としては今後なにをレポートしたらいいのかがかなり難しくなってきました(苦笑)マジどうしようかな・・・
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